【CBDの効果】皮膚の若返りを実現（Reverse Aging効果）

【先の研究で、CBDが肌の老化防止に作用することが明らかとなりましたが、すでに生じてしまった老化への作用はあるのでしょうか。そこで、CBDが皮膚の老化細胞に与える影響を検証しました。その結果、CBDが老化細胞をもとに戻したり、老化関連分泌因子（SASP）を抑制することで、皮膚のリバースエイジング（若返り）を実現するという世界初の成果が示されました。】

＜研究内容＞
表皮ケラチノサイトを、CBDを含まない培地またはCBDを添加した培地で培養しました。老化細胞のマーカーであるΒ-GAL（Β-ガラクトシダーゼ）を染色し、フローサイトメトリーで細胞内蛍光強度を測定しました。

その結果、CBDを添加した培養では3日後に老化細胞の割合が有意に低下し、CBDが細胞の若返りに寄与することが示されました。

さらに、紫外線で老化させた表皮ケラチノサイトにCBDを添加したところ、増殖が停止していた老化細胞が若返り、再び増殖が確認されました。また、細胞内のタンパク質や遺伝子レベルにおいて、主要な老化関連分泌因子（SASP）の発現も抑制されました。

さらに、CBDは細胞の若返りに関わるさまざまな遺伝子の発現を増強することがわかりました。また、抗老化プロセスに不可欠なオートファジー関連遺伝子も活性化されることが確認されました。
これらの結果から、CBDが皮膚のリバースエイジング（若返り）を実現するという世界初の成果が示されました。

※CBDのリバースエイジング（若返り）効果については、「表皮幹細胞」においても同様の結果が得られました。
・CBDにより老化表皮幹細胞の割合が低下
・増殖停止した老化表皮幹細胞がCBDによって若返り、再増殖
・表皮幹細胞からの老化関連分泌因子（SASP）を抑える
・若返り効果を示す遺伝子、老化を促進する遺伝子のどちらも改善