CBDによる皮膚の老化防止効果
2025.04.28
研究

【皮膚の老化には、内因性老化(自然老化)と外因性老化の2種類がありますが、その多くは紫外線等が原因で表皮・真皮細胞内に発生する活性酸素種(ROS)による外因性老化(光老化)です。本研究では、CBDの表皮細胞内の活性酸素産生に対する効果を検証。その結果、CBDは光老化から肌を守り、老化を予防することがわかりました】
<研究内容>
活性酸素種(ROS)は呼吸によっても産生されており、体内の免疫機能や感染防御にも用いられていますが、紫外線や喫煙、環境汚染、過度なストレス等により過剰になると、DNAやタンパク質、細胞膜にダメージを与えてしまいます。本研究では、「表皮細胞内の活性酸素産生に対する効果」を検証しました。
表皮ケラチノサイトを培養しROSを光らせる染色をしたのち、各老化刺激とCBDを加えてROSの変化をみると、刺激のない状態、すなわち、呼吸による活性酸素産生の場合は22%、ニキビ等の炎症刺激を加えた場合は17%、CBDを加えることで活性酸素を低下させました。高い抗酸化力で知られるコエンザイムQ10でも同様の実験が行われていますが、こちらでは3%という結果だったため、CBDはコエンザイムQ10を上回り、細胞内の活性酸素を強力に抑えることがわかりました。
また、主要な原因である紫外線(UV-B)を加えた場合は18%、環境汚染などの酸化ストレスを加えた場合も20%、CBDは細胞内の活性酸素を低下させました。コエンザイムと同じく、抗酸化成分の代表格であるビタミンEでも過去に同様の実験が行われましたが、こちらは7%という低下しか見られませんでした。ビタミンEと比較しても、CBDは細胞内の活性酸素を抑える力が非常に強いことが示されました。
上記の結果から、CBDは表皮細胞内の活性酸素種(ROS)の産生を抑え肌を守ることで、老化を予防することがわかりました。

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