炭素原子がサッカーボール状に60個結合した正二十面体の構造をしていてC60と表されます。
化粧品原料としては黒い粉体で水にも油にも溶けない性質です。水溶化フラーレン、油溶化フラーレンと加工され、化粧水、美容液、クリームなどに配合されます。
高い抗酸化作用があり、ビタミンCの約125倍の有害ラジカル防御効果を持つとされています。それにより期待される美容効果には、美白、老化防止、シワ抑制、皮脂酸化抑制、アトピー抑制、毛穴引き締め、アクネ治癒、炎症緩和、紫外線防御、セルライト抑制など、広範囲にわたります。
推奨配合濃度で配合された製品にはフラーレンの構造をモチーフにした特定のロゴマークが付いています。
参考文献
化粧品成分ガイド第7版