肌は何層もの角層細胞が重なってできていますが、その角層細胞同士のすき間を満たして水分をつなぎとめているのがセラミドで、皮膚の老化や肌荒れによって減少します。
水分をつなぎとめる天然保湿因子(NMF)と並んで、セラミドは角層細胞間で水分を挟み込む役割がありますので、化粧品によく使われる成分です。
セラミドで満たされた肌はバリア機能の働きが高く、肌荒れしにくい状態となり、肌表面も潤ってキメが整っています。

以前はセラミドに数字をつけた名称でしたが、現在は数字だけではなく、分子構造によってアルファベット記号を付けて表現されるものもあります。

参考文献
美容皮膚科学辞典
化粧品成分ガイド第7版