マメ科植物で、独特の甘みがある甘草(カンゾウ)の根や茎から抽出精製したグリチルリチン酸を更に酸で分解して得られたグリチルレチン酸に高級アルコールの1種であるステアリルアルコールをエステル結合したものです。C₄₈H₈₂O₄と表されます。

油剤に溶けやすくした成分になり、クリームや軟膏など油を多く含む製品で抗炎症作用を持たせたい時に使われます。

グリチルリチン酸を水に溶けやすくしたグリチルリチン酸2Kと同様に、強力な消炎効果があり、肌荒れを防ぐ、アクネ菌やブドウ球菌などによるニキビの炎症を抑える目的や、健康な肌を維持する目的で配合されます。

抗炎症成分として医薬品にも使われる成分です。

参考文献
化粧品成分ガイド第7版