旧名称はメトキシケイヒ酸オクチルと呼ばれ、メトキシケイヒ酸と2-エチルヘキシルアルコールとのエステルで、油溶性の成分です。
UVBの吸収効果に優れているので、紫外線吸収剤として多くのUVケア製品や、夏用のコスメ類に使われています。
また紫外線で劣化しやすい香料や着色料などが配合された製品に、紫外線からの防御目的の品質保持剤として配合されることもあります。
この目的の場合は配合量がほんのわずかなので、成分表記の末尾への記載になっています。
刺激がやや高い成分であり、敏感肌や日焼けで軽い炎症を起こした肌などは避けるのが望ましいと言われています。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルはオキシベンゾンと共に、サンゴに有害な成分との理由で、ハワイ州では使用を禁止されています。
参考文献
化粧品成分ガイド第7版