厚生労働省が牛由来のものを禁止した為、豚や馬由来、植物性プラセンタエキス様物質などが使用されています。
 
豚や馬由来のものは、胎盤を新鮮な状態で凍結した後に無菌的に抽出して抽出・製造したエキスです。
アミノ酸、成長因子、ビタミン、ミネラル類などを含み、期待できる肌作用としては、角質水分量増加、抗炎症、繊維芽細胞増殖促進があります。
また、代謝を高めることにより、メラニンの排泄を促進する働きによる美白は、医薬部外品の有効成分としても使われています。
 
植物類、魚類には胎盤が存在しないので、正確にはプラセンタとは言えず、植物性プラセンタエキス様物質、海洋性プラセンタエキス様物質となります。
さらに哺乳類由来と違い、成長因子は含まれていません。
 
生薬としても歴史はかなり古く、昔の人もエイジングケアに入れていたといわれます。
現在も漢方として活用され、紫河車(しかしゃ)と呼ばれます。
 
参考文献:化粧品成分ガイド第7版